「プログラミングを学びたいけど、どの言語を学べばいいのか分からない」
「プログラミング言語の種類が多くて困惑するので説明してほしい」
そんな人はいないでしょうか?
この記事ではプログラミング初心者におすすめのプログラミング言語と、避けたほうが無難な言語について紹介します!
初めに、そもそもプログラミング言語とは一体何なのか……そこから説明します
プログラミング言語とは
プログラミング言語とは、人間がコンピューターに命令するための言語です。
Webサイトや電化製品の組み込みプログラム、様々なアプリケーションを作成する際に使います。
なぜ普通の日本語などではなくプログラミング言語でコンピューターに命令するのかというと、そもそもコンピューターは機械語と呼ばれる機械が理解可能な言語しか認識出来ないので、機械語に変換するための言語が必要になります。
そこで機械語に変換可能なプログラミング言語の出番という訳です。
スクリプト言語とコンパイラ言語
プログラミング言語には、スクリプト言語・コンパイラ言語というものがあります。(他にもLL言語なども存在しています)
スクリプト言語とは
スクリプト言語は、簡単に書けて簡単に実行できる特徴が当てはまることが多い言語のことです。
特に実行時に一行ずつ機械語に変換する言語をインタプリタ型のスクリプト言語と呼びます。簡単に実行できる代わりにコンパイラ言語に比べ実行速度が遅い傾向にあります。
コンパイラ言語とは
コンパイラ言語は、文字通りコンパイル(機械語に翻訳すること)して実行可能なファイルを作る言語です。
スクリプト言語よりも早く実行できる傾向にあります。しかし実行前にコンパイルする必要があるので面倒が多い可能性があります。
これからプログラミング言語を学ぶ際には、コンパイラ(機械語に翻訳するための装置)が必要な言語か、簡単に書くことができるかを最初に確認してから選んだ方が良いです。
次は、いよいよ具体的なプログラミング言語の種類を紹介しますね
プログラミング言語の種類
プログラミング言語には200を超える様々な種類があり、それぞれに用途があります。
ここでは主な5つのプログラミング言語の性質と使われ方について説明しますね
①:PHP
インタプリタ型スクリプト言語であり、ウェブサイトのサーバー側を作成する際に使用される言語として有名です。
ブログサービスで有名な”WordPress”もPHPで書かれています。そして制作会社の開発案件でもよく使用されている言語なので、エンジニアとして仕事をする際に使えたら有利になり易いです。
②:Java
Javaはコンパイラ言語です。
業務用システムやゲーム開発などで人気の言語で、”MineCraft”という大人気ゲームソフトウェアもJavaでつくれられています。
③:Python
インタプリタ型スクリプト言語で、機械学習や数値計算のライブラリ(プログラムの集合体)が多く、AIブームが近年加速しているので日本だけでなく世界中で注目を集めている言語となっています。
④:Javascript
インタプリタ型スクリプト言語です。ブラウザで使用されるプログラミング言語として有名ですが、サーバー側で使用されることも増えてきました。Javaと名前が似ていますが、用途が全く異なる言語ですので注意しましょう。
⑤:C言語
コンパイラ言語です。プログラミング言語の中で知名度が1番高いのではないでしょうか。C言語は汎用性が高く、至る所で使われます。例えばコンピューターのOSなどもC言語で書かれていますし、家電製品の制御プログラムにも使用されています。
色々な種類の言語を紹介しましたが、実際に初心者が学びやすいプログラミング言語はどれなのか……次の項目で紹介します
初心者が選ぶべきプログラミング言語
初心者の方には、すぐプログラミング出来てすぐ結果が分かるスクリプト言語を推奨します。
特にJavascriptはウェブサイトを作る際に見た目を整えたり動きをつけるのに必須なので、どこのウェブサイトでも必ず重宝します。
さらに特別な環境を用意せずにブラウザだけで実行できるので、簡単に試すことができます。
Web系の開発案件ではJavascriptが使えないと参画が難しくなることもあるので、是非学習していただきたい言語ですね。また、ウェブサイトのフォームからemailを送ったり、ログイン機能を付けたい場合にはPHPがおすすめです
PHPで検索すると、ログイン機能などのプログラミングの仕方が記述してあるサイトが沢山あるので参考に出来ますし、簡易的にサーバーの立て方も学べるので便利です。
初心者が避けるべきプログラミング言語
逆に初心者が避けるべきものは、書き方が複雑だったりコンピューターの仕組みが分かっていないと書くことが難しかったり、古くてあまり人気の無い言語などです。
例えばC言語やLISPなどです。
C言語はコンパイルが必要なのでコンパイラなどを事前に用意し、プログラミングする際にメモリを意識して書かないと事故に繋がりやすいので、初心者にはハードルが高いです。
そして先ほどは紹介しませんでしたが、LISPは関数型プログラミング言語と呼ばれる言語です。
詳細な説明は難しくなるため省きますが、こちらの言語は書き方が特殊で概念を覚えるコストも高いため初心者が学習するのは非推奨ですね
まとめ:何をしたいのかで学ぶべき言語は変わる
ここまでお読みになっていただきありがとうございます。
プログラミング言語には沢山の種類があり、それぞれに向いてる箇所と向いてない箇所が存在しています。
自分がどのようなモノを作りたいのかという方向性によって学ぶべき言語は変わってくるので、まずは何を目標とするかを決めることが大事です。
この記事が、初心者さんがどのプログラミング言語を使うかの手助けになれたら幸いです!
他の記事ではプログラミングの勉強法やエンジニアへの転職方法について紹介しているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください!