- 動画編集で副業を始めたい。
- ただどうやって仕事を探していいかわからない。
- なかなか仕事が受注できない。
一つ目の仕事を受注するのが難しいなか、仕事受けるために考えられる手段として以下の4つがあります。
- クラウドソーシングサイトに登録して仕事を受注する
- SNSを活用して、直接依頼を受ける
- 知人に声をかけ、結婚式ムービーや子供の成長動画の作成などを受ける
- 有名YouTuberや企業等に直接交渉する
初心者がまず安心して仕事を探せるのは①です。
②〜④は単純にリスクが高かったり、動画編集を始めたばかりの初心者ではそもそも契約交渉が難しいのです。
今回は①について、大手クラウドソーシングサイトのLancersを例に、仕事を受注するまでの流れを解説していきます。
❶クラウドソーシングサイトに登録
早速クラウドソーシングサイトに登録してみましょう。
今回はLancersを例に取り上げますが、他にもココナラやCrowdWorksなどありますので、お好きなところで登録を進めてください。
ここでは、共通して注意すべきポイントを説明していきます。
登録時の最重要項目が、プロフィール情報です。
クラウドソーシングサイトでは、発注者(クライアント)が依頼する仕事に対して、受注者(ランサー)が応募して、マッチすれば仕事を受注できます。このときクライアントが確認するのがランサーのプロフィール(自己紹介文)です。
このプロフィールがちゃんと書けていないと、いくら応募しても受注に至る可能性が低くなります。下記のポイントを押さえてしっかり書いていきましょう。
登録時のポイント
- キャッチフレーズは「使用ソフト」と「できること」を簡単に書く
- 自分のスキルは誇張せずに正直に書く
- 使用ソフトを明記する
- 活動時間について、週末のみ対応可能や連絡は平日返信不可など、自分の都合を最初に提示しておく
プロフィール設定例
Adobe Premiere Proを使用した基礎的な動画編集ができます。
まだ初心者レベルではありますが、取り込み、書き出し、テロップ入れ、ジャンプカット、簡単な編集が可能です。
制作方法等ご指示いただけましたら、その通りに制作いたします。【対応可能な業務】
・基礎的な動画編集、字幕テロップ入れ
・結婚式用ムービー制作
・社内研修用動画制作【使用ソフト】
・Adobe Premiere Pro【活動時間/連絡】
基本副業になりますので、金曜の夜までにご連絡いただけましたら、土日対応で即納可能です。
急ぎの案件等は、別途調整いたしますので、ご相談させていただければと思います。初心者ではありますが、丁寧かつ正確にお仕事させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
設定例を参考に、自分なりの誠意ある内容で登録をしてください。
またLancersではランク制度を設けており、本人確認や登録内容を充実させるとランクがつきます。レギュラーランクまでは案件が取れなくてもなれるので、こういった条件を参考に登録していけると、より信頼されるランサーになれます。
❷案件を探してどんどん応募
プロフィールを編集し登録が完了したら、次はどんどん応募していきましょう。
案件検索
「カテゴリーから探す」⇒「動画編集・映像制作・動画素材」⇒「YouTube動画編集・加工」と絞っていくと検索できます。
最初の案件としては、テロップ入れ作業や、マニュアル完備などの初心者歓迎案件から応募してみると良いかと思います。
単価の相場としては、おおよそ¥3,000以下が当選しやすい案件です。
単価は低いけど、スキルの幅が広がる、単純に勉強になるなどメリットがあるかを見極めて応募することが大事です。
まずは、実績を積んでいくことを優先して、初心者だけど仕事をしながらスキルを学んでいけるような案件を受注できると◎
応募する際の注意点
内容や条件をよく理解してから応募しましょう。
特に固定報酬の場合、10,000円〜20,000円と概要では書いてあっても、実際には1本/100円×30本などの場合があります。実際の報酬や仕事内容、納期などは必ず詳細ページから確認してください。
またどんどん応募した結果、複数の案件を一度に取れてしまった場合も想定し、2〜3件ぐらいの案件を同時応募しているぐらいのペースにしていた方がいいです。
気になる案件はひとまずお気に入り登録しておいて、タイミングをみながら応募していきましょう。
❸連絡をこまめに取りながら仕事を進める
仕事を受注できたら、クライアントと直接メッセージでやりとりしながら仕事を進めていきます。
この時、連絡の返信は極力早めに行いましょう。
オンラインでの仕事とは言え、ビジネスマナーを守ってやりとりをするのは当たり前です。良い関係性を構築できると、リピーターになって頂けたり、高評価をいただくチャンスにも繋がります。
また仕事内容でわからないときは、必ずクライアントに質問をして認識合わせをしておくのも大事です。
最初は毎日の進捗報告を行いながら、ちゃんと仕事に取り組んでいる姿勢を見せて安心してもらうのも一つのコミュニケーションであり、関係構築の上で欠かせません。
メッセージでの進捗報告
本日の進捗状況を報告いたします。
以下、完了した作業内容
①音声ファイルを人物毎に編集点を追加
②①に該当するpsdファイルを取り込み、吹き出し・イラストを1コマずつ表示(19時時点_30ファイルまで完了)本日中に②の作業までは完了させます。
明日、吹き出しの日本語を英語に書き換え、BGM・SE挿入、アニメーション付与を行う予定です。進捗報告としては以上となります。
❹継続案件になりうるか
1人でもリピーターになって頂けると継続的に仕事を受注できることになります。
これは1件受注するのが大変な中、とてもありがたいお仕事になります。
レスポンスは早く確実にとることに加え、提出する納品物は可能な限りミスをなくした状態で提出することが望ましいです。特に誤字脱字やスペルチェック、オブジェクトの表示状態など、見返せば見つかるヒューマンエラーはとことん潰しておきましょう。
また案件を探す際に、“長期継続依頼”などの継続案件であるものに応募しておくのも◎
❺プロフィールの自己紹介文の実績を更新
1つの案件を完了できると、同じような案件は次回以降取り組みやすくなります。
そこでプロフィールの自己紹介文にその実績を追記してアピールポイントにしておきましょう。
また、文字に起こすことで、案件を通して自分自身がどう成長したのかの確認もできます。
ぜひ案件完了した都度、プロフィール文を見直して、最新のあなたのスキルが伝わる文章に更新しておきましょう。
❻再度応募
次に応募していく案件は、最初に受注した内容以外のものにします。
例えば1件目が漫画動画を受注したのであれば、次は解説系動画や研修動画など、違うスキルが身につきそうなものに挑戦してみてください。
さまざまなテクニックを仕事を通して学べると一石二鳥です。
実績を積めるとランクも上がり、応募できる仕事も増えていきます。
ぜひあらゆるジャンルの動画編集案件に目を通して、積極的にチャレンジしてスキルをどんどん磨いていってください。
❼ポートフォリオの作成
さらに単価の高い案件に応募するには、ポートフォリオの提出を求められる場合が多くなります。
これまでの実績は守秘義務により公開できない場合があるため、どんな動画が作れるか証明するための簡単な動画を、ポートフォリオとして作っておくとこれから非常に重宝するかと思います。
いろんなランサーが公開していますので、高ランクの認定ランサーを参考に自分なりのポートフォリオを作ってみましょう。
❽直接依頼
これまでは自らが案件に応募していく方法をご紹介しましたが、実績を重ねるうちに、直接仕事の依頼を受けることもあります。
例)こういう動画のテロップ入れをお願いしたいのですが、〇〇という条件でお見積りいただけませんか?
単価交渉を直接できるため、応募してマッチした案件より単価が高くなる可能性がありますし、またスキル磨きのチャンスでもあります。
- どういう内容の仕事か
- 納期は調整できるか
- 単価交渉できるか
など、仕事を獲得するにあたり調整する事項が多くありますので、交渉技術やコミュニケーション能力も鍛えられます。
ぜひプロフィールを自分の最新のスキルが伝えられる状態にしておいて、直接依頼があったら積極的に交渉していくと仕事の幅が広がっていきます。
まとめ
動画編集の副業の始め方についてご紹介しました。
プロフィール欄って面倒だし何を書いていいかわからない方も多いと思います。
でもクライアントが信用できるランサーか見極めるには、その情報こそが大事になってきます。
1件目の案件が取れると、単価が安かろうがとても嬉しいものです。
最初の一歩がとても重いですが、ぜひこの投稿を参考に取り組んでいただけると幸いです。