実は、フリーのプログラマーになりたいんですよねぇ
猫田さん、まだ何の勉強もしてないのに。気が早いなぁ
たしかにちょっと気が早い感じもしますが、今日はフリーランスのプログラマーについて紹介しましょうか
会社に属して働くのではなく個人で働くフリーランスは、案件獲得からコーディング、納品までを全て自力で行わなければならないのでとても大変です。
でも、メリットもたくさんあります。
- 働く場所を選ばない
- 働く時間を選ばない
- 自分のペースで働ける
そうそう! これこれ!
働き方にこだわりたい。そのためにプログラマーを目指す!そういう猫田さんみたいな人も多いでしょう。では、フリーランスのプログラマーになるために必要な知識や経験、そしてどんな待遇が待っているのか……それぞれ紹介していきますね
フリーランスプログラマーになるために必要なスキル
まずはフリーランスのプログラマーになるために、どんなスキルが必要か見ていきましょうか
待ってました!
絶対に大変だと思うなぁ……
そう、牛山くんが想像しているように、フリーランスになると求められるスキルは多岐に渡ります。
プログラミング言語の習得
当たり前ですが、まずはプログラミング言語の習得ですね
フリーランスを目指すならこの言語!みたいなおすすめの言語はないんですか?
残念ながら、フリーランスならこの言語!みたいな決まりはないんですよ。ただ、web系の言語……RubyやPHPやPythonですね。これらを習得しておくと、駆け出しのプログラマーでも、仕事が受注しやすい傾向はあります
使用する言語によって、Webサイト制作・アプリ制作・ゲーム制作など仕事内容は変ります。結局のところ、自分がどんな仕事をしたいのかで、学習する言語も決めれば良いのではないでしょうか。
まずは、何をやりたいのかをハッキリ決めるのが大事なんですね。猫田さんの目標は何ですか?
まだ、決まってないです
営業スキル
フリーランスとして仕事をするなら、営業力も必要です。
会社に属しながら働く場合は、営業専門の人やホームページからの依頼などがあります。自分が営業をしなくても仕事が用意されていることが多いですね。
しかし、フリーランスだとそうはいきません。とくに駆け出しのフリーランスは、自分で仕事を取ってこないと仕事なんてないです。
あまり実績がないプログラマーにも仕事は回ってくるんですか?
正直、簡単ではありませんね。だから、自分のスキルをきっちりアピールするのも大切です
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルも必要です。
フリーランスの場合、実際にクライアントに会って話をする機会は少ないです。ほとんどのやり取りが、テキストメッセージや電話で行われます。
会って話すのと何が違うの?
文章だけのやり取りだと、お互いに誤解が生じやすいんです。あと、信頼関係も築きにくいですね。だから、フリーランスには以下の力も問われると考えておいてください
- 相手の意図を汲み取る力
- 仕事内容を理解する力
- 自分の意思を伝える力
自信がなかったら、クライアントと会って話しても良いのですか?
そうですね。それも1つの手段です。文字での会話よりも通話。通話よりも顔を合わせながらの会話のほうが、お互いに意思の疎通は取りやすいですからね。ただ、先方がそれを望むかどうかは、また別の話です
フリーランスの最初の目標は、継続案件を得ることと言っても過言ではありません。そのためには、スムーズなやりとりができるコミュニケーション能力が必須です。
フリーランスプログラマーになるために必要な3つの経験
続いて、フリーランスプログラマーになるために必要な経験を3つ紹介します
①:プログラマーとしての就職経験
まず1つ目に紹介するのはプログラマーとしての就職経験を経てから、フリーランスプログラマーとして独立する方法です。
いきなりフリーランスになるのではなく、まずは企業のプログラマーとして経験を積み、その後に独立する。これが1つの方法です
企業勤めのプログラマーには、こんなメリットもあります。
- 自分で営業をする必要はない
- わからないことがあれば、先輩や同僚に聞ける
- 独立する際に経験をアピールできる
これなら安心して働けそうです
全然、フリーランスじゃないじゃん……
そうですね。企業に勤めている間は、もちろんフリーランスではなく会社員です。会社員として勤めている期間は、フリーランスになるための準備期間と割り切るしかないです
②:プログラミングスクールでの学習経験
プログラミングスクールでプログラミングスキルを身につけて、その後にフリーランスとして独立する方法もあります。
この方法なら基礎からコーディングのスキルを学べるので、しっかりとした技術を身につけることが可能です。
プログラミングスクールによっては、完全にフリーランスを目指す人向けのコースもありますよ
でも、お高いんでしょう?
スクールに通うのなら、当然授業料の支払いが必要です。しかし、その後にフリーランスとして活動できるのなら安い初期投資でしょう。
今の仕事を辞めずに、働きながらスクールに通う方法もありますよ。学んでいる期間は大変ですが、無職の期間を作りたくないのならこの方法がおすすめです
③:独学でフリーランスプログラマーになる
独学でスキルを身につけてフリーランスプログラマーになる選択肢もあります。
上記2つの方法に比べてこの方法は難易度が高めです。でも、自分のペースで学習できるので、人によっては一番無理がない方法かもしれません。
独学ですか……。挫折してしまいそうです
そうなんですよね。独学には向き・不向きがあります。だから、一度無料で利用できるオンラインのプログラミング学習サイトを覗いてみてください。それらを上手に利用すれば、独学でスキルを身につけるのも不可能ではありませんよ
ここでは、代表的なオンライン学習サイトとしてProgateとドットインストールの名前を出しておきますが、他にもたくさんあるのでチェックしてみてください。
フリーランスプログラマーの待遇
最後に、フリーランスプログラマーの対偶を紹介しますね。収入の相場と案件の量です
ぶっちゃけ、いくらもらえるのかが、一番知りたいです
フリーランスプログラマーの収入相場
猫田さんは素直ですね(笑)。でも、フリーランスの相場を出すのはけっこう難しいんですよ。人によってスキルが変わりますし、スキルが変わればひとつの案件で得られる単価も変わります。スキルはあるのに営業力がないから、収入が低いなんて人も多いですね。だから、参考程度の情報にしかなりませんが、フリーランスプログラマーの平均年収は600万円程度と言われています
今の時代、年収600万円は悪くないですよね
ちなみに、会社員として働くプログラマーの平均年収は500万円ほどと言われています。だから、スキルさえあるのなら、企業勤めするよりもフリーランスのほうが稼ぎやすいのはたしかです。
自分の頑張り次第で年収が上げられる。これがフリーランスの一番の魅力ですよね。シンプルな話、いつもよりも5万円分多く働けば、5万円多く稼げます
それが魅力ですよねぇ。アルバイトの時給なんて10円すら上がりませんからねぇ
フリーランスプログラマーの案件量
そもそも、プログラマーの仕事はたくさんあるんですか?
その点は安心してください。今は世界中でプログラマーが不足しています。フリーランスプログラマーを求めている案件はたくさんありますよ
まだフリーランスのプログラマーとして働けるスキルはない。そんな状態でも一度はCrowdWorksやLancersなどのクラウドソーシングサイトや求人情報を見てみてください。どんな案件の募集が世の中にあるのか、単価はどのくらいなのか、よくわかります。
「将来的には、こんな仕事がしたい」と思えれば、プログラミングを学ぶモチベーションにもなりますよ。
まとめ
さて、フリーランスのプログラマーについて紹介しましたが、どうでしたか?
プログラミング以外のスキルも必要って部分が勉強になりました
頑張れば会社員より稼げるってのは、いいですねぇ
いろんな感想があると思いますが、参考になったのならよかったです。では、また次の機会に一緒に学んでいきましょうね