今日も猫田さんと牛山くんは、雑談にはげんでいます。
えー 我々はプログラマーになるために、日々はげんでいるわけだが……
雑談のほうが多い気がしますよね
そんなことないぞ! 効率よくプログラミングを学ぶために、日々情報を収集しているんじゃないか。失礼だなぁ。 そんなことより牛山くん、いったい何時間くらい勉強したらプログラマーになれるんだろうね?
勉強時間ですか……。 そういえば、考えたことなかったですね
そこにキャニット先生がやってきました。
なるほど。一人前になるために必要な勉強時間ですか。 もちろん個人差はありますが、目安は知っておいたほうがいいでしょうね
というわけで、今回はプログラミングスキルを身につけるために必要な勉強時間、ならびに効率の良い勉強方法を紹介します。最近プログラミングがブームなのか、多くの人がプログラミングの学習を始めているようですが……ほとんどの人が道半ばにして挫折しているようです。挫折せずにプログラミングスキルを身につけるためにも、是非ここでの情報を参考にしてください。
プログラマーになるためには、1000時間の学習が必要
えぇ……まずは、プログラミングの学習時間でしたね。 仕事として通用するためには、だいたい1,000時間くらい必要だと言われています
はっはっは で、本当は、どのくらいなの?
1,000時間です
…………
想像していた以上の時間がかかると知った猫田さんは、固まってしまいました。
本当にそんなにかかるんですか?
長いと感じるかもしれませんが、「仕事として通用するレベル」として考えると、そのあたりが目安ですね。1日3時間の学習なら約1年弱、平日2時間休日8時間なら約260日です
1,000時間という長さからわかる通り、プログラミングを身につけるのはかなり大変です。専門性が高く、必要な知識も膨大にあるので、軽い気持ちで始めるとすぐに挫折します。
とくにプログラミングが流行している現在、「稼げるから」「みんなやっているから」と曖昧な動機でプログラミング学習を始める人がたくさんいます。しかし、そのような人のほとんどは1週間もせず学習を放り投げてしまうでしょう。
そりゃ、そうだよなー
プログラマーに向いている人の特徴
多くの人がプログラミング学習を投げ出しますが、そんな中でも一部の人は立派にスキルを身につけプログラマーとして成功をします。スキルを身につけられる人には以下のような特徴があるので、知っておいてください。
- プログラマーになりたい、明確な理由があるひと
- プログラマー以外の選択肢はないくらい、本気度の高い人
プログラマーになる明確な理由、もしくはプログラマーへの熱い想いを持った人は、長い時間の勉強にも耐えられるでしょう。そして、やがてプロになり大成します。
成長したいなら、早めに就職するべき
次は効率よく、プログラムを学ぶ方法ですが……いちばん手っ取り早いのは仕事でコードを書くことですよ
みんなプログラミングを仕事にするために、勉強しているんじゃないですか? 勉強をする前に仕事にできるものなのでしょうか?
タマゴが先か、ニワトリが先か、みたいな話になってきたなぁ
未経験でもプログラマーとして雇ってくれるケースも
そんな曖昧な話ではなくてですね……(笑) 完全とまではいかなくても、ある程度のスキルを身につけたら就職してしまうのが良いです。また、プログラミング未経験でも雇ってくれるところもありますよ
未経験で雇われても、どうせろくな仕事回って来なそう……
最初はそうでしょうね。未経験の人に重要な仕事が回ってくるはずはありません。でも、周りは現役のエンジニアですし、現場で学べることは非常に多いです。仕事をしながら自分で学習を続けていけば、どんどんスキルが身につきます
また、学生の人はエンジニアのインターンに参加するのがおすすめです。バイト代程度の給料をもらいながらエンジニアとして実践経験を積める、最高の機会になります。
プログラミングの学習方法
続いては、プログラミングの学習方法についてまとめました。
独学とスクールのどちらが合うかは、人それぞれです。それぞれの学習法の特徴を理解して、適切なものを選びましょう
①オンラインサービス
1つ目は、オンラインのプログラミング学習サービスを利用する方法です。
ブラウザ上で手軽に学習できるサービスが多いので、初心者におすすめの学習方法です。
Progate
Progateは、ブラウザ上で簡単にコーディングを体験できる学習サービスです。プログラミング初学者でも挫折することなく進められるレベルです。
これからプログラミング学習を始める人は、とりあえずProgateから始めれば大丈夫です。Progateだけでプログラマーになることはできませんが、プログラミングの全体像を理解するのに最適なサービスになっています。
Udemy
Udemyは、動画教材専門の学習プラットフォームです。
プロのエンジニアによる解説動画を見ながら学習ができます。Progateよりもレベルは高いですが、より実践的な内容に仕上がっています。
②書籍
書籍による独学も、方法の1つです。
書籍での独学は挫折率がやや高めです。しかし、最近の書籍の教材は非常に質が高いものが多いので、正しく利用すれば挫折せずに力がつくでしょう。書籍でひととおり学んだ後にオンラインでの勉強に入っても良いです。
薄くてやさしい本を選ぶ
最初から分厚い本に手を出しがちですが、1冊目は薄くてやさしい本を選ぶようにしてください。これが最大のポイントです。
③プログラミングスクール
独学ではなく、スクールに通ってスキルを身につけるのもおすすめです。独学に比べて費用はかさみますが、そのぶん成長の速度も早いです。
独学だと同じエラーに何時間も苦しめられることが日常茶飯事ですが、スクールなら講師に気軽に質問ができ、すぐに問題が解決するでしょう。スキル習得までの学習時間を圧倒的に短縮できます。
プログラミングスクールはかなりの数がありますが、この記事では代表的なスクールを2つ紹介します。
Tech Academy(テックアカデミー)
Tech Academy(テックアカデミー)は、完全オンライン型のプログラミングスクールです。テキストを進めながら、適宜課題を提出していくカリキュラムになっています。
基本は1人で学習を進めますが、わからないことがあったらチャットアプリでメンターに質問ができるので安心です。
ただし、在宅で学習を進めるため、自己管理を徹底する必要があります。そのため、受け身の人には向いていないスクールといえます。逆に、本気度が高い人にはピッタリです。
TECH::CAMP(テックキャンプ)
TECH::CAMP(テックキャンプ)は、転職支援や学習サポートがウリのプログラミングスクールです。
費用は他のスクールより高めですが、プロのエンジニアになるための環境が整っています。
基礎を学んだら、すぐに実践しよう
というわけで、今回はプログラミングの学習に必要な時間や、効率の良い学習方法を紹介しました。今回紹介したものを簡単にまとめておきましょう
- プログラマーになるためには、プログラミングを1000時間学習する必要がある
- 学習の目的を明確にしよう
- 学習方法には、独学とスクールがある
いやー 今回もためになったー!
プログラマーになる近道は、学んだらすぐに実践していくことです。
新しい知識を学んだら、すぐにコードを書いてみる。全体像が理解できたら、何か簡単なサービスを作ってみる。ある程度スキルがついたら、すぐに就職する。
そのような、実践を重視した学習をすることで、最短でプロのエンジニアを目指せます。ぜひ、失敗を恐れずに挑戦してみてください。