モバイルアプリデザイナーは、モバイル端末向けのアプリケーションのデザインを行う仕事です。具体的には、アプリの機能や画面構成、デザインのコンセプトやテーマを考えたり、ユーザビリティを考慮したユーザーインターフェース(UI)の設計をしたりします。
この記事ではIT業界未経験からモバイルアプリデザイナーを目指す方に向けて、モバイルアプリデザイナーの仕事内容やメリット・デメリットなどをわかりやすく紹介します。
モバイルアプリデザイナーの仕事内容
モバイルアプリデザイナーは、スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションのデザインを担当します。仕事内容は、アプリのユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を設計し、視覚的なデザイン要素を作成すること。また、プロトタイプを作成し、フィードバックを収集して改善する作業も含まれます。
未経験でもモバイルアプリデザイナーになれる?
IT業界未経験でもモバイルアプリデザイナーになることは可能です。ただし、必要なスキルや知識を学ぶ必要はあるでしょう。
また、まったく未経験の方がモバイルアプリデザイナーになるためには、ポートフォリオの作成も有効です。モバイルアプリデザインの例や個人のプロジェクトをまとめたポートフォリオを作成しましょう。そうすることで、たとえ未経験者であっても、採用されるチャンスが広がります。
もしもモバイルアプリデザイナーの仕事に興味があっても、未経験からの転職に不安を感じるのなら、WorxのようなITスキルを学びながら転職支援してくれる新しいサービスを利用すれば、不安を払拭できます。IT業界への転職を「未経験だから」の理由で諦めないでください。Worxに関して詳しく知りたい方はこちら。
モバイルアプリデザイナーに必要なスキル
モバイルアプリデザイナーに必要なスキルは多岐に渡ります。具体的には、UI/UXデザイン、グラフィックデザインの知識、スケッチやAdobe XDなどのデザインツールの使用経験、HTML/CSSやJavaScriptなどの基本的なプログラミング知識、コミュニケーション能力、ユーザーリサーチとデータ分析能力などです。
モバイルアプリデザイナーとして働くメリット
①:仕事を通じてクリエイティブな表現ができる
モバイルアプリデザイナーは、インタラクティブなユーザーエクスペリエンスを作り出すためにクリエイティブなアイデアやデザインスキルを活かすことができます。また、直接ユーザーと対話する機会も多く、ユーザーのニーズやフィードバックを受け取り、それを反映させることで、ユーザーに価値ある体験を提供することができます。仕事に刺激を求める人にはとても向いています。
②:自分の仕事が多くの人に影響力を与える
モバイルアプリは多くの人々に利用されるため、デザイナーの作品は多くの人に見られ、使われます。自分のデザインが多くのユーザーに影響を与え、使われることで達成感や満足感を得ることができます。
③:常に進化する業界で成長できる
モバイルアプリデザインの分野は急速に進化しています。新しい技術やトレンドが続々と登場し、常に学び続ける必要があります。モバイルアプリデザイナーは常に最新のデザイン手法やツールについて学び、自己成長を続けることができます。
年収の目安
モバイルアプリデザイナーの年収は経験やスキル、勤務地によりますが平均的に400万円から800万円程度となります。
今後の需要
スマートフォンの利用者数が増え続け、企業がデジタル化を進める中で、モバイルアプリデザイナーの需要は増える見込みです。特に、ユーザーエクスペリエンスを最適化するスキルは高く評価されます。
キャリアアップ先
①:デザインマネージャー
経験を積んだモバイルアプリデザイナーは、リードデザイナーやデザインマネージャーとしてのポジションに進むことができます。彼らはプロジェクトのリードを担当し、他のデザイナーと協力して優れたデザインの提供やプロジェクトの成功を管理します。
②:UX/UIデザイナー
モバイルアプリデザイナーは、ユーザーエクスペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)に関する豊富な知識とスキルを持っています。これを活かし、UX/UIデザイナーとしてより広範なプロジェクトに携わることができます。
③:フリーランスデザイナー
モバイルアプリデザインの経験を積んだ後、フリーランスデザイナーとして独立することも選択肢の一つです。フリーランスデザイナーは、自分のクライアントとプロジェクトを選び、自由なスケジュールとクリエイティブな自己表現の機会を得ることができます。
モバイルアプリデザイナーとして働くデメリット
①:プラットフォームに制約があることも
モバイルアプリのデザイナーは、異なるプラットフォーム(iOS、Androidなど)で動作するアプリを作成するため、それぞれのプラットフォームの制約に対応する必要があります。これには、画面サイズや解像度、操作方法などの違いが含まれます。複数のプラットフォームに対応するために、デザインの柔軟性が制約されることがあります。
②:求められるハードルが高い
モバイルアプリ市場は競争が激しく、ユーザーからの期待値も高いです。そのため、デザイナーは常に最新のトレンドやユーザーのニーズに迅速に対応しなければなりません。プロジェクトの期限が厳しく、デザインの品質とスピードを両立することが求められることがあります。
③:多様なデバイスに対応する必要がある
モバイルアプリはさまざまなデバイスで使用されます。画面サイズ、解像度、入力方法などのデバイスの多様性に対応する必要があります。デザイナーは異なるデバイスでのアプリの外観と操作性を考慮しながらデザインを行う必要があります。
まとめ
モバイルアプリデザイナーは技術者としての側面と、アーティストとしての側面の両方を併せ持つ職種です。そのため、求められることは多いですが、その分やりがいはあります。また、今後も需要が高い職種の一つなので、IT業界未経験からでも目指す価値は十分にあります。
なお、未経験からでもIT業界に転職したい人に向けて、おすすめの職種をまとめた記事があるので、是非こちらもご覧になってください。