動画編集の案件で最も需要があるのは、YouTubeでの動画編集です。
解説系の動画やアニメーション動画などジャンルも多く、動画編集の副業として最初にイメージする方も多いでしょう。
しかし、YouTubeの動画編集で安定した収入を得られるか、心配になっている方が多いのも事実です。競争相手は非常に多いので、初心者だと押し負けた末に挫折してしまうかもしれません。
そこで今回は、動画編集の人気が高い理由や平均的な報酬などを紹介していきます。
初心者が動画編集の案件を確保しやすくなるテクニックも紹介しますので、これから本格的に動画編集の副業を始めたい方は参考にしてください。
YouTubeは動画編集の激戦区
YouTubeやInstagramなど、誰でも気軽に投稿できる動画サイトでは、需要の増加に比例するように動画編集の案件も増えています。
特にYouTubeでの案件はテロップ挿入やカットなど基本的な技術による依頼が多いので、初心者から始める副業としてもおすすめです。
動画全体の編集であるディレクションもありますが、こちらは高額である分、難易度も大きく跳ね上がります。
焦らずゆっくりとステップアップしながら、高額の案件もこなせるようになりましょう。
動画編集がおすすめされる理由
動画編集の需要は今後も伸びていく事が予想されます。そこで動画編集がおすすめされる理由を紹介しましょう。
動画編集によるメリットは大きく分けて3つあります。
- 動画市場が伸びている
- 場所や時間に縛られない
- 短期で稼げるスキルが身に付く
初心者でも稼げるチャンスはあるので、上手くステップアップしていきましょう。
1)動画市場が伸びている
1つ目のメリットは動画市場が伸びている事です。
株式会社サイバーエージェントの調査によると、動画広告市場は2025年まで右肩上がりと予想されています。
このような結果になったのは、スマートフォンの普及やインターネットの高速化に加え、新型コロナウイルスによる在宅期間の増加といった社会的背景も挙げられたようです。
市場が伸びれば案件数が増え、報酬も安定しているので稼ぎやすいというメリットがあります。
また需要拡大に対して編集者の供給がまだ追いつかないので、今からスキルを身に付けても案件を確保しやすいです。
YouTubeの市場規模は非常に高いので、活動に伴う形で動画広告市場も盛んになっていくのは納得できますね。
市場が伸びていれば案件が減るリスクは低いので、YouTubeでの動画編集こそが積極的に参加できる副業とも言えます。
2)場所や時間に縛られない
2つ目のメリットは場所や時間に縛られない事です。
副業を始める時に「いずれは独立して、場所や時間に縛られずに働きたい」と考える方も多いでしょう。そういう場合に動画編集の仕事は最適です。
編集ソフトが入ったパソコンさえあれば、いつでもどこでも好きな時間に始められます。
合同会社ケーエスが2022年3月に行ったアンケート結果によれば、動画編集を副業に選んでよかった一番の理由は、「好きな時間やスキマ時間にできる」というものです。
自宅や職場はもちろん、カフェや旅行先でも作業ができるので、急な案件でも安心して進められるでしょう。
このように自由に仕事ができる点は、動画編集の副業ならではの魅力と言えるかもしれません。
3)短期で稼げるスキルが身に付く
3つ目のメリットは短期で稼げるスキルが身に付く事です。
Webデザインやプログラミングなど、一般的な動画編集スキルは作業を通じて身に付ける事ができます。
習得にかかる時間も比較的短く、ブログで稼ぐ場合は最低でも半年から1年かかるのに対し、動画編集だと1~3ヶ月で案件確保に至ったケースが多いです。
稼ぐまでに時間がかかる副業が多い中、動画編集は比較的短期で稼げるようになるので、副業としておすすめです。
動画編集の副業はどれくらい稼げる?
結論から申し上げますと、動画編集をこなせるようになれば、月5万円以上は稼げます。
株式会社ケーエスのアンケート調査によれば、動画編集を副業にしている方々のうち、25%が実際に5万円以上の月収を確保している事がわかりました。
動画編集の案件は単価が比較的高めなこともあり、月収が上がりやすいです。他の副業と比較して稼ぎやすいのは、この点も大きいでしょう。
報酬の相場は3000円から5000円程度
動画編集の報酬の相場は、案件あたりの単価だと3000円から5000円程度とされています。
例えば、5000円の報酬だと2時間半で編集できるようになれば、時給は2000円程度になります。
初心者のうちは慣れていない事もあり、作業効率が下がってしまいがちですが、慣れてしまえばその分時給を上げる事もできるでしょう。
一件ずつ引き受ける必要もないので、作業に慣れてきたら次の案件にもまとめて応募する事をおすすめします。そうすれば月収も更に上がりやすくなります。
初心者が動画編集の案件を受注するテクニック
編集技術を身に付けてポートフィリオを用意した後は、動画編集の案件を獲得するための営業に移ります。
しかし、初心者が様々な事に意識を分散しすぎると、案件の確保が難しくなってしまうかもしれません。
そこで初心者が動画編集の案件を確保できるテクニックを紹介します。
- クラウドソーシングサイトやアプリの利用
- 地雷案件は避ける
- SNSを利用した仕事探し
以上の3つのテクニックを駆使しながら、動画編集の案件を上手く確保しましょう。
1)クラウドソーシングサイトやアプリの利用
中には高単価の案件も
最もオーソドックスな方法は、ランサーズやココナラなどクラウドソーシングサイト・アプリの利用です。これらのサービスに登録すれば、動画編集の公開案件をチェックしながら応募する事ができます。
クラウドソーシングにおける動画編集の案件は、ごく短時間の動画制作に加え、商品の紹介映像、漫画やゲームの実況動画を作るものが多いです。
動画制作はクライアントが事前に用意したものが素材となり、ガイドラインに沿って行うので初心者でも安心です。
動画編集の基本的な技術も学べるので、ここで培ったノウハウをポートフィリオ作りにも活かせるでしょう。
ここで重要なのは、初心者こそ積極的に応募する事です。スキルや経験がないと不安になりがちですが、立ち止まっていても時間の無駄です。持ち前のスキルでできる仕事に応募し、作業をこなすうちに新しいスキルも自然と身に付いていきます。
実績を積んでいけば新しい案件を獲得しやすくなるので、まずは自分のスキルに合った案件から確実にこなしていってください。
2)地雷案件は避けるべき
評価を見れば
一目瞭然
動画編集の案件が多いとは言っても、それを依頼してくるクライアントがいい人間ばかりとは限りません。
いつまでも単価が安かったり、連絡が来なかったりするクライアントの依頼は極力避けるべきです。これらはクライアントのユーザーページや案件ごとの募集ページによって判断できます。
評価が低く、本人確認のチェック欄が埋まっていない場合は質の悪いクライアントである可能性が高いです。
こういう場合は引き受ける前に見切りを付け、別の案件を探した方が報酬も安全に手に入ります。
3)SNSを利用した仕事探しもアリ
♡が増えて
リツートされることも
TwitterやInstagramをよく利用している方であれば、作ったサンプル動画に「#動画編集請け負います」などのハッシュタグと共に投稿すれば、案件の確保に繋がる場合もあります。
SNS上ではクリエイターの募集が多いので、ポートフィリオを用意しておけば、こちらから積極的に応募する絶好のチャンスにもなります。
その際になぜこの仕事がしたいのか、志望動機も添えておくと注目されやすくなります。
パソコンでの仕事が得意、音楽の知識を活かせるなど、自分が動画編集に向いていると思ったポイントに沿って書くのが好ましいです。
逆に「学びたい」「将来は独立したい」という動機は、クライアント側からすれば「どうでも良い理由」です。いいとこ取りしてから辞めるように取られがちなので、避けた方がいいでしょう。
ユーザーへの印象が良い動画作りや、優秀なクリエイターの作品を勉強する場としても使えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
YouTubeの動画編集の案件はそれ程難しくなく、単価も高いので初心者から始める場合にもおすすめです。
動画編集がおすすめされる理由やメリットは以下の3つです。
- 動画市場が伸びている
- 場所や時間に縛られない
- 短期で稼げるスキルが身に付く
作業を通じて新しいスキルも身に付いていき、それらが活かされる場面も必ず現れるので、無駄にはなりません。
あまり難しく考える必要はないので、まずは自分のスキルに合った仕事からこなし、着実にステップアップしていきましょう。