今回はかの有名な企業が提供しているノーコードツールの紹介です。
ナ、ナンダッテー!!
盛り上がってまいりました
AppSheetと言います。同じくアプリ開発ができるツールですよ。今日はAppSheetについて解説しますね
Google社が提供するノーコードツールAppSheetは、どのようなものなんでしょう?
初心者でも簡単にわかる:AppSheetの基本
ではAppSheetについて説明しますね
①:AppSheetとは
AppSheetとは一切コードを書かずにアプリ開発を行うツールです。Googleが2020年に買収したノーコード開発サービスで、現在はGoogle Cloudの一つとなっています。
あらゆるデータソースにアクセスでき、Googleスプレッドシートはもちろん、Salesforce、Onedrive、Dropbox、AWSなど……Google以外にもさまざまなデータソースを使えるのが特徴です。
したがって、SQLといったデータベース構築の知識はなくても大丈夫です(MySQL、SQL-ServerといったSQL自体をAppSheetで使うことは可能です)。
Appsheetではデータベースの自由性を生かせます。たとえば、顧客管理や問い合わせの記録といったデータ管理アプリも作れます
IT転職にも役立つ
ノーコードのスキルを学べば、IT業界に転職する際に役立ちます。「未経験からのIT業界への転職は難しい」と考えている方も多いようですが、けっしてチャンスがないわけではありません。とくに特定のスキルを持っている方なら、好条件でIT業界に転職できる可能性もあります。
まだITスキルがない方でもWorxのようなITスキルを学びながら転職支援してくれる新しいサービスを利用すれば、転職のチャンスは広がります。IT業界への転職を「未経験だから」の理由で諦めないでください。Worxに関して詳しく知りたい方はこちら
②:AppSheetの料金
Appsheetで作成したアプリは公開(Deploy)というプロセスを行うことで多数のユーザーが使える状態となります。ちなみに「公開」は有料です。
ノーコードツールって、だいたい公開にお金がかかるよね
月10人までなら「公開」せずとも「共有」することで、アプリを利用できます。このやり方ならお金はかかりません。
有料プランは全部で4つ。アプリにどのような機能を持たせるで、プランが決まります。プランが決まれば自然と料金も決まります。
- Starter
- Core
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
公開しなければ全て無料なのでFreeは載っていません。それぞれの有料プランで公開できる箇所を切り取ると下の画像になります。
チェック箇所がプラン対応しているところです。細かい内容は、一番左の英語をクリックするとわかるので確認してみてください。詳しくは公式HPで確認できます。
Appsheetで何ができる?
AppSheetではこんなアプリが作れますよ
AppSheetで作れるアプリ
公式HPでどんなアプリが作れるか確認できます。もし作りたいものがあるのならば、検索をかけてみると良いでしょう。
- Simple Inventory Manager / 在庫管理
- Kanban Board / カンバンボード
- Project Tracker / プロジェクト管理
- Field Delivery / トラックの状況管理
- Order Deliveries / 配送管理
- Task Manager / タスク管理
- Team Directory / 連絡先
- To Do List / やることリスト
- Simple Survey / アンケート
などなど……さまざまな業務がアプリとして開発できることがわかります。
本当にたくさんのアプリが作れそうですね
夢が広がるなぁ
いろいろな機能の搭載が可能
これだけ多くのアプリが作れるということは、搭載できる機能も多岐に渡ってるんです。たとえばこんな感じですね
- 写真撮影、保存
- 位置情報
- 地図表示
- バーコード読み取り
- QRコード読み取り
- メール連携、配信
- OCRスキャン
- 電子署名
まだまだありますが、ざっとこんな感じですね。これらをコーディングできますか?
もちろん、無理です
コードを書かなくてもこれだけできるのはすごいです……
Appsheetのメリット
では、AppSheetの特徴やできることがわかったところで、メリットについて考えてみましょう
データベースの作成が楽
わたし気づいちゃいましたよ。このツール、データベースはGoogleスプレッドシートで作れるでしょ?
お、目のつけどころが良いですね
AppSheetはデータの保存先にGoogleスプレッドシートを選ぶことができます。Googleスプレッドシートだけではなく、さまざまなデータソースを保存先に選べますよ。
- 写真撮影、保存
- 位置情報
- 地図表示
- バーコード読み取り
- QRコード読み取り
- メール連携、配信
- OCRスキャン
- 電子署名
見た目は選ぶだけ
通常アプリ開発において見た目を作る場合、HTML/CSS/JavaScriptの知識は必須となります。その点AppSheetは最初から用意されている10種類以上の「VIEW」を選択し、カスタマイズするだけでOKです。
Appsheetのデメリット
では今度は反対にデメリットについて考えてみましょう
学習は必要
AppSheetはコードを書く必要はありません。しかしAppSheetの開発画面には慣れる必要がありますし、Appsheetならではの作り方を知る必要があります。
高機能なアプリを作りたいときはAppSheetの関数が必要となります。使い方はGoogleスプレッドシートとほぼ一緒です。
英語での提供のみ
現在AppSheetは開発画面、ドキュメント、全てが英語です。Google翻訳を使って解決していきましょう。
見た目は選ぶことしかできない
見た目を決めるとき「VIEW」を選んでカスタマイズするだけなのはメリットでもあるのですが、見た目を作り込みたいときのデメリットでもあります。
Appsheetでノーコード開発を始める方法
では、AppSheetを用いたノーコードでの開発の始め方を、実際の画面に沿って解説しましょう
①:アカウント登録手順
まずは公式HPにアクセスします。
Start for freeをクリックして、登録を開始しましょう。
どのデータベースで行くのか問われますので、使いたいデータベースを選択しましょう。
Googleアカウントを選択し、許可します。
作ったアプリを管理する画面になりました。
New Appsをクリックします。
データを使って始めるのか、アイデアから始めるのか、サンプルアプリを使って開発を始めるのか問われます。最初はどんな風に作られているのか、サンプルをみるのがいいでしょう
アプリの名前を決めて、サンプルを探します。Simple Surveryを選択してみました。
開発画面になります。
②:AppSheetの主なメニュー、画面構成
左側のパネルから、必要な操作を選択してアプリを開発していきます。最初はDateの画面にいますね。真ん中のNewTableからデータソースを読み込むことができます。右側のパネルにはアプリの画面が表示されています。これは変更を加えるたびリアルタイムで反映されていきます。
UXを選択してみました。ViewTypeから見た目を選べます。見た目を選ぶだけで画面がどんどん決定していける分、やはり少し限定的な印象を受けますね。
なんだか開発画面を触ってみて、GlideやAdaloと違って少し難しい印象を受けます
わたしはもうあきらめたよ
それらのツールと比べると直感的に作っていくことは難しいですね。学習が必要です。というわけで、AppSheetの学習方法についても紹介します
AppSheetの学習方法
Appsheetの学習方法①:公式サイトの動画(英語)
公式のYouTubeチャンネルです。AppSheetとは何かから、アプリの具体的な開発方法まで多くの動画が公開されています。
Appsheetの学習方法②:ナレッジベース(日本語)
英語はいいです、ノーセンキューです
猫田さんならそう言うと思って、日本語のサイトも用意しておきましたよ
AppSheetは日本語で使い方をまとめたサイトがあります。こうしたサイトがあるのはノーコードツールでは非常に珍しく、利用しない手は無いでしょう。利用にはユーザー登録が必要ですが、なんと無料です。サイトはこちらです。
Appsheetの学習方法③:Udemyの動画(日本語)
日本語の動画は無いんですか?
いくつかありますよ
日本語の動画で勉強したい場合はUdemyに教材があります。UdemyへのURLはこちらです。あとはYouTubeにもAppSheetでのアプリの作り方を教えてくれている方が数名いますので、彼らの動画をチェックしてみるといいでしょう。
AppSheetの紹介:まとめ
Googleのノーコードツール……すごかったなあ
なんでもできる感じでしたもんね
Googleのノーコードツールのすごさが伝わったようで何よりです。ちなみにGoogleが出しているものもあればAmazonが出しているノーコードツールもあるんですよ。それはまた次の機会に…….