これからプログラミングを学んでみたい、もしくは学んでいる人は「Java」という言語を一度は聞いたことがあると思います。
Javaは世界で最も使われている言語で、需要が多い言語と言われています。
プログラミングスクールの担当の方と最初の面談で「迷っているならJavaがいいよ。汎用性が高く、色んなことにも使用されている言語だからね」と私も聞きました。
そこで今回は、「Javaを学べばどんなことができるようになるの?」「学習の難易度はどれくらい?」と疑問を持った方向けにお伝えしていきます。
Javaとは
そもそもJavaについて詳しく知らない方もいらっしゃるかと思うので、解説していきます。
Javaは、情報処理が速く、汎用性が高いことから需要が多い理由となっています。
ちなみにJavaScriptという言語もありますが、名前は似ていても全く異なる言語なので注意しましょう
汎用性が高いとは、Javaはプログラムを書いてしまえば、どこでも動かすことができると言われています。
パソコン、携帯、家電など普段日常生活で見るものに使われているのがJavaです。
そのほかにも、企業の業務システムや金融機関のシステム、ネットショップなどにも使われています。
Javaを学ぶことに向いている人
Javaをおすすめするなら、たとえばこちらのような人です。
- なにを学びたいか明確でない人
- とにかくいろんな言語を学びたい人
- 他の人と差をつけたい人
JavaはWEB系の言語ではなくシステムを動かす(バックエンドエンジニアが使う)言語に該当します。
WEB系の言語であるPHPやJavaScriptとは違って格段に難易度が増します。
しかし、システム系の言語の中では、比較的入門編で汎用性が高いためJavaを学ぶエンジニアは多いです。
Javaを学んでしまえば、他の言語を学ぶときの基礎となる部分が多いため、スキルを身につけておいても損はしないでしょう。ぜひ、一度挑戦してみることをおすすめします。
Javaを学ぶとできること
実際にJavaを学ぶとどんなことができるのか気になる方は多いはずです。
そこで、Javaでできることを3つ例に挙げてみたいと思います。
①Webアプリ
Javaはインターネットと相性がよく、高度なWEBアプリも作ることができるようになります。
代表的な例を挙げると、TwitterもJavaを使用しています。
え、Javaができるようになれば、私もTwitterを作ることができるようになるの?
はい、作れるようになります
実際にプログラミングスクールの受講生でも、Twitterまではいかないにしても、それに近いようなアプリを作れるようになった人がいると聞いたことがあります。
たとえば、PHPやRubyといった言語もありますが、WEB系のシステムに限られてしまいます。
②Androidアプリ
Javaを使うとandroidアプリを動かせるようになります。
androidのスマホなんて今どき誰も使ってないんじゃ……
そう思われる方もいらっしゃるでしょうね。私も、androidのアプリを動かせたところで需要がないと思っていました。
でも、実は世界ではiPhoneユーザーよりもandroidユーザーのほうが多いのです。
モバイルに特化したMMD研究所が調査した結果がこちらです。
調査結果サマリー
MMD研究所は、15歳~69歳の男女9,753人を対象に2019年11月14日~11月18日の期間で「2019年12月 iPhone・Androidシェア調査」を実施いたしました。
引用元:MMD研究所
JavaはAndroidのアプリ開発で使われていることがほとんどで、200万を超えるスマホアプリがGoogle playに登録されているようです。
③家電製品
昔はC言語、C++といったものが家電製品などに使用されていました。
しかし、技術が発達していくにつれてそれらの言語は必要とされなくなり、セキュリティが優れているJavaが使用されるようになりました。
最近ではスマホ、カーナビで使われていることが主流で、GPSで位置情報が分かるようになったり、Bluetoothを使用して通話ができるようになったりしました。
このような普段使用している製品の開発に携わることができると考えたら、やる気がわいてくるのではないでしょうか。
学習難易度は?具体的な例をご紹介します
Javaを学ぶことは難しいと言われていますが、具体的にどれほど難しいのか、こちらの例を参考にしてみてください。
言語 | 難易度 | 備考 |
PHP | 1 | WEBのバックエンドで活躍 |
JavaScript | 1 | WEBのフロントエンドで活躍 |
Python | 2 | 汎用性は高いが、近年はAI/機械学習で特に活躍 |
GO | 2 | 速度を求められるサーバサイドで活躍 |
Java | 2 | 汎用性は高いが、特に業務用アプリなどで活躍 |
Swift | 2 | iOS、macOSなどで活躍 |
C# | 2 | サーバサイド以外に、アプリなどでも活躍 |
C++ | 3 | 組み込みなど速度やメモリ効率を求める場面で活躍 |
R | 3 | 統計に強い、AI/機械学習で活躍 |
引用元:PASONA
他にも言語はありますが、主要な言語を抜粋して記載しました。
全体的にみると、Javaは簡単でもなく、難しくもないレベルと言えるでしょう。
ですが、Javaは他の言語に比べて使い道は多くあります。
専門性が高いスキルだからこそ、学んでおいて損はないはずなので、一度学んでみてはいかがでしょうか。
まとめ:javaを学ぶならプログラミングスクールに!
Javaを学ぶことでできることの事例と需要、学習難易度についてご説明してきました。
市販の教材を使って独学でJavaを学ぶには限界があるでしょう。
システム系の言語を学ぶならプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
エンジニアはチームで協力してサービスを作り上げていく仕事なので、コミュニケーション能力と高いスキルが求められます。
しかし、プログラミングスクールに通えば、チームでアプリ開発して、フィードバックをもらえるので、コミュニケーション能力と高いスキルを同時に身につけることができます。
何十万円の学費を払うことをためらって独学を選ぶ人もいますが、数ヶ月スクールに通って早くエンジニアになったほうが、よっぽどコスパがいいのではないでしょうか。
プログラミングの言語はJavaだけではないので、将来自分はプログラミングで何を作りたいか考えてから学ぶようにしましょう。