なにやら、猫田さんが牛山くんに得意げに話をしています。
ねーねー、牛山くん。 君はWordpressってものを知っているかい? あれはすごいぞー
まさか猫田さんの口から、Wordpressなんて言葉が出てくるとは驚きました。 もう、Wordpressを使いこなせるようになったんですか?
えっ? いや……なんか、すごいらしいってことしか知らない
そこに、たまたまキャニット先生が通りかかりました。
おやおや? まだ教えてもいないのにWordpressの話題ですか? でも、その調子だと二人とも名前くらいしか知らないようですねぇ。では、今回の講義はWordpressについて学んでいきましょうか
というわけで、この記事ではWordPressで「できること」と「できないこと」を紹介していきます。この先、自分のサイトを持ちたい人は参考になると思いますよ。
WordPressってなに?基本を解説
WordPressはCMS(コンテンツマネジメントシステム)のことです。
そもそも、Wordpressって何をするためのものなの?
ホームページを管理できるシステムですよ。しかも、難しいプログラミングの知識はいりません。簡単に記事を投稿したり更新したりできます
なにそれ! すごいじゃん!
猫田さん、さっき自分で「Wordpressは、すごい」って言ってましたよ(笑)
通常、ホームページを作成するためにはHTMLなどの知識が必要になります。でも、Wordpressを使えばHTMLの知識もほとんど必要ありません。ただ、Wordpressだけでは「できること」と「できないこと」があるので、そのあたりを詳しく見ていきましょう。
WordPressでできること
WordPressでできることはたくさんあります。具体的に何ができるのか紹介していきます。
WordPressでできること①:自由自在なカスタマイズ
WordPressを使うと、サイトのカスタマイズを簡単に行うことができます
なんと!
簡単な操作でサイトの見た目やコンテンツを変更できるため、サイト構築の知識がなくてもサイトを作れます。また、Wordpressにはテーマというものがあり、テーマを変えるとより自分の好きなデザインのサイトを作ることが可能です。
テーマねぇ……どうせ、お高いんでしょ?
テーマには無料のものもたくさんありますよ
なんと!
WordPressでできること②:いろいろな機能の追加
WordPressには「プラグイン」というものがあります。
プラグインとは、WordPressをカスタマイズするためのプログラムのことです。プラグインを追加すると、サイトにさまざまな機能を追加できます。
たとえば、どんな機能が追加できるんですか?
そうですね……。いくつか代表的なものを紹介すると、こんな感じでしょうか
- お問い合わせフォームを設置する
- SEO対策をしやすくする
- 関連する記事を表示する
- ユーザーを管理しやすくする
おー 思ったよりいろいろな機能が追加できるんですね。 立派なサイトが作れそうです
WordPressでできること③:複数人でのサイト運営
WordPressでは、ユーザーアカウントを追加することで複数人でサイトを運営することができます。
メンバーごとに記事の編集の制限をかけることも可能です。Wordpressを使えば、大規模なメディアの運営も簡単にできます。
メンバーごとに制限を付けられるって……たとえば「わたしは全て自由だけど、牛山くんはごくごく一部しか触っちゃダメー」とかにできるの?
そうですね。極端な話をすれば、そんな感じです
……なかなか酷いですね
WordPressでできること④:SEO対策
WordPressにはSEO対策のためのプラグインがあるため、検索結果の上位に表示させるのに有利なサイト作成ができます。
キャニット先生、SEO対策ってなんですか?
二人にはまだちょっと難しい話ですが……要は、作ったサイトをより多くの人の目にとまるように対策を行うんです。せっかくサイトを作っても、誰にも見てもらえなかったら悲しいですからね
WordPressでできないこと
わたくし猫田、プログラミングの勉強はやめてWordpressで生きていこうと思います! いままでお世話になりました。さよーならー
しかし、Wordpressにもできないことがいくつかあるんですよ。 猫田さん、それでもいいですか?
えっ、そうなの? それはまずい。 一応、最後まで話を聞きましょうか
WordPressはできることが多いですが、逆にできないこともあります。具体的に紹介していきます。
WordPressでできないこと①:細かいデザインの変更
WordPressは、簡単にカスタマイズできます。でも、細かなデザインには向いていません。Wordpressではパーツテンプレートが決まっているので、パーツテンプレートの大きな変更ができないからです。
どうしても細かいデザインの変更をしたいときは、どうすればいいんですか?
そういうときは、PHPやCSSといった専門的なプログラミングの知識があれば解決できますよ。だから、Wordpressを使ってサイトの運営をするときも、プログラミングの知識はあったほうがいいんです
WordPressでできないこと②:すぐにはアクセスを集められない
WordPressには、SEO対策のプラグインもあります。そのため、比較的アクセス数が集まりやすいようにはなっていますがすぐに多くのアクセスを集めることはできません。これは、Google検索のアルゴリズムによるものです。
最初はアクセスが集まりませんが、サイトの変更や記事・ニュースの追加によってアクセスは増えていくので、コツコツと運営していきましょう。
プログラミングを身につければ、Wordpressでできることが増える
プログラミングの知識を身につければ、Wordpressでできることの幅は、確実に広がります。
WordPressを扱う上で身につけておくと良いプログラミング言語は以下の4つです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
①HTML:文字や画像など、サイトの情報を記述するための言語
HTMLは、正確にはプログラミング言語ではなく「マークアップ言語」と呼ばれます。
HTMLを身につければ、コンテンツ作成時にコードそのものを扱えるようになるので、サイト制作の根本的な部分が理解しやすくなります。記事の執筆のスピードが上がることも多いでしょう。
②CSS:ウェブページのスタイルを指定するための言語
CSSを扱えるようになると、文字の大きさや色、高さや幅の調整が細かくできるようになります。
WordPressのエディターやプラグインだけでは細かい変更がケースも多いです。しかし、CSSの知識があれば、より自分好みのサイトに変更できるようになります。
HTMLとCSSは学習サイトも多く、習得までそれほど時間もかかりません。身につけておいたほうがいいですよ
③JavaScript:画面上の動作を管理
JavaScriptが使えるようになると、画面上の要素をアニメーションさせたり、ボタンを押すと何かしらの動作をするようにできます。
ただ、WordPressを使うだけなら、JavaScriptはそれほど重要ではありません。あくまでもサイトを便利にするためのツールであるため、それほど急いで学習する必要はないでしょう。
④PHP:動的にWebページを生成できる
PHPはサーバーサイドのスクリプト言語です。プログラミング言語の中では比較的簡単に習得することができます。
そもそもWordPressはPHPを用いているため、PHPを学ぶことでWordpressの理解が深まるだけでなく、カスタマイズの幅も広がります。
そんなわけで、プログラミングを学んだほうが圧倒的にWordpressを使いこなせるようになるんですよ
でも、猫田さんは今日でプログラミングの勉強をやめちゃうんですよね(笑)
やめちゃうんですよね(笑)
やだなぁ……わたしがプログラミングの勉強をやめるわけないじゃないですか。 さっきのは、ちょっとしたアレです。 きっと何かに取り憑かれていたのでしょう。 さぁ、今日もプログラミングの勉強しますよー
まとめ:Wordpressでサイト運営を始めよう
はい。というわけで、今回はWordpressでできることとできないことを紹介しました
WordPressを使えば、サイトの立ち上げから運用まで簡単に行えます。今は誰でも簡単にサイト運営ができる時代なので、ぜひあなたも挑戦してみてください。