WordPressエンジニアという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
WordPressエンジニアがどんな仕事なのか知りたい!
WordPressエンジニアになるために必要なスキルが知りたい!
この記事は、そんな方たちに向けてWordPressエンジニアの仕事内容と必要なスキルを紹介します。これからWordPressを始めたい方や、WordPressエンジニアを目指す方はぜひ参考にしてください。
WordPressとは
WordPressは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の中のひとつで、簡単に言えば、ホームページやブログを作るためのソフトウェアです。コンテンツの投稿や編集などを行い、その投稿や編集内容に基づいてWebページの表示に必要なデータを生成することができます。
もともとはブログ作成ツールとして用いられていましたが、最近は企業のホームページにも用いられることも増えてきました。なお、2019年現在、世界のWebサイトの中の30%以上がWordPressで作られています。
WordPressエンジニア:代表的な7つの仕事内容
WordPressエンジニアの仕事内容は主に以下の7個です。
- サイトの制作
- 既存サイトのカスタマイズ
- サイトのWordPress化
- サイトのリニューアル
- WordPressテーマの制作
- WordPressプラグインの制作
- 7WordPressの保守・運用
WordPressエンジニアの仕事内容①:サイトの制作
最も多いのがWordPressを使ったサイト制作の仕事です。最近は、個人だけでなく企業もサイト(オウンドメディア)を運用するようになったため、企業からの案件も増加傾向にあります。
サイト制作は、それほど高度なスキルは求められませんが、プログラミング言語の知識があることで、高単価の仕事を受けることが可能になります。
WordPressエンジニアの仕事内容②:既存サイトのカスタマイズ
新規のサイトの制作だけでなく、既存サイトのカスタマイズの仕事もあります。クライアントの要望に応じて、個人や企業のサイトをカスタマイズしていきます。
例えば、
- お問い合わせフォームの設置
- サイトのデザインの変更
などを行います。
WordPressエンジニアの仕事内容③:サイトのWordPress化
既存のサイトのWordPress化の仕事もあります。
以前に作ったサイトをWordPressに移行したい企業や個人、無料ブログをWordPressで運用したいというブロガーなどから依頼があります。
WordPressエンジニアの仕事内容④:サイトのリニューアル
WordPressのサイトをリニューアルする仕事もあります。細かい見た目の調整から、時にはサイトを一から作り直すこともあります。
長期的に案件がもらえる可能性が高い仕事です。
WordPressエンジニアの仕事内容⑤:テーマの制作
WordPressのテーマを制作する業務もあります。「テーマ」は、サイトのデザインのテンプレートのこといい、テーマを使うことで、見た目の整ったサイトを簡単に作ることが出来ます。
WordPressにはテーマが多いですが、人気テーマに集中するため、どうしても似通ってしまいます。そのため、オリジナルのテーマを使いたいという個人や企業からテーマの開発の依頼が多いのです。
WordPressエンジニアの仕事内容⑥:プラグインの制作
WordPressのプラグイン(追加のプログラム)の制作をする業務もあります。プラグインは数多くありますが、自分の希望通りのプラグインが見つからないということもあります。
最近は、ブロガーや企業のオウンドメディアも増えているため、プラグインの需要は高まっています
WordPressエンジニアの仕事内容⑦:保守・運用
WordPressの保守・運用の仕事もあります。WordPressには、ソフト自体と、テーマ、プラグインなどの定期的なアップデートがあります。
WordPressエンジニアのメリット
ここからは、WordPressエンジニアのメリットを紹介していきます
WordPressエンジニアのメリットは以下の2つです。
- 学習が比較的簡単
- 需要が高い
詳しく解説します。
学習が比較的簡単
現在、WordPressはかなり普及しているため、WordPressについて学べるサイトや本が数多く存在します。
また、国内外問わずシェアが高く、技術ブログなどで広く取り上げられています。そのため、検索するだけで疑問点を解消できる可能性が高いのです。
需要が高く、案件が多い
WordPressエンジニアのメリットの2つ目は、需要が高く、案件の数が多いという点です。
現在、世界のWebの30%以上のサイトがWordPressによって構築されています。そのため、多くの企業サイトがWordPressによって制作されており、それに合わせて案件数も増加傾向にあります。
WordPressエンジニアのデメリット
WordPressエンジニアのデメリットは、単価が上がりにくいことです。WordPressは案件の種類ごとにおよその単価が決まっているため、単価が上がりにくくなっています。
なお、WordPress案件では個人ブログや企業サイトに関するものがメインですが、個人案件よりも企業案件の方が高単価となっています。
単価を上げるためには、以下の方法があります。
- WordPress以外の領域を担当する
- フリーランスとして働く
WordPressエンジニアに必要な4つのスキル
ここからは、WordPressエンジニアに必要なスキルを紹介します
WordPressエンジニアによって案件はさまざまであるため、一概に「このスキルが必要」とは言えませんが、主に以下のスキルが必要になることが多いです。
- プログラミングスキル
- データベースの知識
- セキュリティ対策の知識
- SEOのスキル
WordPressエンジニアに必要なスキル①:プログラミングスキル
WordPressエンジニアに必要なプログラミング言語は、主に「HTML,CSS」「PHP」「JavaScript」の3つが必要になります。
PHPでWordPressを構築し、サイトの見た目をHTML,CSSで整えます。サイトの動的な部分にはJavaScriptを使用します。
WordPressエンジニアに必要なスキル②:データベースの知識
WordPressのシステムの管理をする際にデータベース(My SQL)の知識が必要になります。
WordPressエンジニアに必要なスキル③:セキュリティ対策の知識
WordPressエンジニアには、セキュリティ対策も必要です。なぜなら、WordPressはセキュリティが弱いという弱点があるからです。
サイト運営の中で、ハッキングなどの被害に遭ってしまった場合、大きな損害を被ることにもなりません。そのため、セキュリティ対策が行えるようにしておく必要があります。
WordPressエンジニアに必要なスキル④:SEOのスキル
コンテンツを制作する場合は、SEO(検索エンジン最適化)の知識も必要になります。
SEOは、Googleなどの検索エンジンで、コンテンツを上位表示させるための施策のことです。
まとめ:WordPressエンジニアへの需要は高い
本記事では、WordPressエンジニアの仕事内容や必要なスキルを紹介しました。
WordPressエンジニアは需要が高く、必要なスキルを身につけるための学習ハードルも低いため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。