WEB制作を副業にするためにWordPressを学んだ人も多いのではないでしょうか?
しかし、WordPressを学んだほとんどの方は、副業案件の受注にまで至りません。または、受注したとしても、クライアントの意向に沿ったウェブサイトが作れずに苦労することがあります。
何故、WordPressを学んだのに副業案件の受注に至らないのでしょうか?
答えは、WordPressの知識だけでは「仕事」として足りないからです。
この記事は以下の人に向けて作りました。
1:これからWEB制作を副業にしたい人
2:WordPressを学んだけれど案件受注にまで至らなかった人
WEB制作を本当に副業にしたい方は是非最後までご覧ください。WordPressを含むWEB制作を副業にするためのノウハウを全てお伝えします。
WordPressだけでは「仕事」にならない理由
世の中には無数のサイトがありますが、あなたがホームページを制作することを考えると、大きく3つに分けることができます。
① :自分のブログやサイト
② :他人のブログやサイト(個人運営)
③ :商業サイト
以下、それぞれのサイトの特徴を「WEBサイト制作の視点」から比較してみましょう。
① :自分のブログやサイト
自分のブログまたは個人で運営する商業サイトです。サイトの持ち主はあなた自身なので、自分勝手に試行錯誤しながらサイトを作れます。また、理想と異なっていてもいくらでも妥協できます。
② :他人のブログやサイト(個人運営)
他人のブログ、または他人が運営する個人レベルの商業サイトです。これらのサイトを制作する際には、発注者のリクエストに応えなければなりません。ブログとなると読み物であるコンテンツが大事です。そのため、主に使いやすさや集客などの機能性が求められることが多い反面、高いデザイン性を要求される機会はあまりないです。
③ :商業サイト
レストランなど店舗紹介のホームページや、企業を紹介するコーポレートサイトなどです。企業やお店の顔ともなるサイトなので見た目やデザインに強いこだわりがあることが多く、かつ相手はあまりWEB制作の知識がない方です。つまり、相手も具体的にどのようなサイトを作りたいのかが明確ではないことが多く、サイトマップやワイヤーフレーム、他社事例の共有などを行い、サイトのイメージを共有して、設計図から一緒に作っていく必要があります。
他人のサイトを作るとWEB制作の難易度は上がる
WEB制作の難易度は①<②<③です。
「仕事」として受注する②もしくは③のサイトを「クライアントの希望通りに作る」ためには、WordPress以外のノウハウも必要です。つまり、WordPressを学んだだけの段階で作れるのは①の「自分のサイト」のみであり、仕事にはなりません。
もちろん、これまでに学んだWordPressの知識は無駄ではありません。自分のサイトを作り、そのサイトで稼ぐことも可能でしょう。しかし、あくまでWEB制作を副業にしたいのならもう少しだけ頑張ってみてください。そうすれば、「自分のサイトを作れる人」から「WEB制作を副業にできる人」になれます。
WordPressテーマ選びが大事
自分のポートフォリオ(制作実績)を作る場合、WordPressテーマはCocoonを使用して、企業のコーポレートサイトを作ってみてはどうでしょうか。先ほど紹介した③の商業サイトにあたるものです。③の商業サイトが作れれば、②の他人のサイトも作れます。
数多くあるWordPressテーマの中からCocoonを選ぶ理由は以下のとおりです。
- ブログだけではなく、商業ホームページに適した無料テーマであること
- 200万以上DLされており、わからないことがあってもウェブで解決策を検索しやすいこと
- 日本語で作られているため、我々日本人には使いやすいこと
- 初めから多機能であり、プラグインの追加があまり必要ないこと
Cocoonを使った制作事例はこちらにあります。
WEB制作を副業にするための6ステップ
では、どのような流れでWordPressテーマCocoonを使用した企業のコーポレートサイトを作っていくのか、紹介します。
以下の6つのステップで「WEB制作を副業にするためのノウハウ」を学んでいきましょう。
- サイトマップ・ワイヤーフレームの設計
- サイトイメージ・ロゴのデザイン
- WordPressの基本操作を習得
- デザインテーマとプラグインの活用
- バナー・アイキャッチ画像
- 副業受注のポイントを理解
では、続いて①〜⑥までの流れを簡単に紹介します。
① :サイトマップ・ワイヤーフレームの設計
使用ツール:figma
企業サイトを制作するためには、まずクライアントがどのようなサイトを作りたいのかを知る必要があります。ただし、多くのクライアントがざっくりとしたイメージしか持ち合わせていません。そのため、あなたの側からサイトマップやワイヤーフレームを作り、クライアントのイメージを具現化する必要があります。その際にfigmaを使うと便利です。
figmaは無料でも使えますが、ビジネスとして使うのなら月に12ドルのプロフェッショナルプランに加入する必要があります。
figma:https://www.figma.com/ja/
② :サイトイメージ・ロゴのデザイン
使用ツール:Canva
① からの流れでクライアントが作りたいサイトのイメージをより明確に掴むためにCanvaを学ぶ必要もあります。Canvaは企業ロゴを作るときにも使用します。
CanvaにはFreeプランもあるので、まずは無料で使い方を学ぶと良いでしょう。本格的に使うのであれば年間12,000円のCanva Proのプランに加入する必要があります。
Canva:https://www.canva.com/ja_jp/
③ :WordPressの基本操作を習得
使用ツール:WordPress
WordPressの基本操作を学びます。
④ :デザインテーマとプラグインの活用
使用ツール:Cocoon
テーマCocoonを使用して、WordPressのテーマの変え方やプラグインの活用方法などを学びます。
⑤ :バナー・アイキャッチの画像
使用ツール:Canva
クライアントが企業サイトの制作を依頼する際は、バナーやアイキャッチ画像の制作も求めるケースが多いです。それらの要望にも応えられるようにCanvaでバナーや目を引くようなアイキャッチ画像も作れるように学びましょう。
⑥ :副業受注のポイント
使用ツール:ココナラ
仕事を受注するためのプラットホームとしてココナラを使用してはどうでしょうか。どのような謳い文句を並べれば受注に結びつきやすいのかを学びましょう。いわば、ビジネスにおける「営業」の部分です。
ココナラは自分でサービスを出品するので、あなたのサービスを購入するのはホームページを作りたい人、つまりエンドユーザーです。逆に、クラウドワークスやランサーズの場合、依頼者はエンドユーザーから仕事を受注したWEB制作会社であることも多いです。
WEB制作会社から仕事をもらう場合、Adobe XD、フォトショップやイラストレーターの知識が求められることも多く、ある程度のスキルが必要です。
WEB制作で副業するなら幅広い知識を得よう
ご覧のとおりWEB制作を「副業にすること」を目的とした場合、WordPressの知識は全体像の一部分(③と④)にすぎません。①〜⑥までの流れを経て、初めてWEB制作を副業にすることができます。これまでWordPressだけを学んだ方は、案件受注に至らなかった理由がわかったのではないでしょうか。