猫田さんと牛山くんが、何やらお話をしています。
あぁ、早くプログラミングの副業でガッポり儲けたいなぁ
プログラミングを使って、どんな副業をする予定なんですか?
んー それはまだ決まってないです。 そもそも、どんな副業があるのかもわかってないよ。牛山くんは、知ってる?
そういえば、僕もよくわかっていないなぁ。 キャニット先生に聞いてみましょうか
というわけで、二人はキャニット先生の元にやってきました。
なるほど。話は理解しましたよ。そうやって目標を作っておくのは良いことです。では、今回の講義はプログラミングを使った副業案件について学んでいきましょうか
今回はプログラミングを使う副業案件の特徴や相場を紹介します。これからプログラミングを学ぶ方も、すでに学び終えて副業にチャレンジしようとしている方もぜひ参考にしてください。
案件の特徴や受注するためのコツを解説
まずは、どんな副業案件があるのか知っていきましょうか
世の中にはたくさんの案件があります。でも、駆け出しプログラマーには受注しにくいものも多いです。どれだけ条件が良くても、受注できないのでは意味がありません。だから、まずは受注しやすい案件に注目してみましょう。
案件の特徴とおすすめの案件
ランサーズやクラウドワークスなどでプログラミングの案件を探すとさまざまな仕事が見つかります。
案件数が多いのはLP制作です。そして、このLP制作が駆け出しプログラマーでも受注しやすい案件ですよ
キャニット先生、LP制作ってなんですか?
LP制作って何?
LP制作とは、文字通りLP(ランディングページ)を作ることです。ランディングページとは、ホームページの入り口。サイトの訪問者が最初に訪れるページと考えておけばOKです。
なんか重要な仕事のような気がする!
そうですよ。LPはとても重要です。だから多くの企業が、わざわざお金を払って外注するんです
LP制作は他の案件よりも難易度が低い
どうして、駆け出しのプログラマーにLP制作の案件がおすすめなんですか?
それは、LP制作に必要なスキルがそれほど多くないからです。HTMLとCSSは必須ですが、あとは簡易的なPHPやjQueryのスキルがあれば十分にこなせる案件も少なくありません
クラウドソーシングで募集されているLP制作以外の案件だと……たとえばホームページ制作やアプリ制作にはフロントエンドのコーディングスキルに加えて、バックエンドのRubyやPythonなどのスキルも必要になります。つまり、難易度が一気に上がってしまうんですね。
よくわからないけど、大変そう
そう、大変なんです。それらの案件に比べたらLP制作は、まだ駆け出しのプログラマーでも対応できる案件が多いんですよ
企業が商品を販売するときには必ずと言っていいほどLP広告を利用します。そのため、LP制作の案件自体が多いのも特徴です。
もちろん、人それぞれ得意なプログラミング言語や作りたいサービスは異なるので、あくまでも難易度と需要の面からのでおすすめです。
副業でプログラミングの案件を獲得するコツ
じゃあ、わたしにもLPの受注はできるね
残念ですが、今の猫田さんがLP案件を受注するのは難しいです
なんでよぉおおおおお
不安だからです(笑) まぁ、猫田さんにかぎった話ではありません。やはり実績が乏しいプログラマーへの発注は、発注者が不安になるんですよ。どんな案件でもなかなか受注できないものだと考えておいてください
実績がないならポートフォリオでカバー
新人になかなか案件が回ってこないとなると、先輩プログラマーのみなさんはどうやって案件を獲得しているんですか?
牛山くん、いい質問ですね。 経験や実績が少ないプログラマーは、案件を獲得するためにポートフォリオを用意します
ポートフォリオは、自分の実績の証明です。発注者側があなたのスキルを確認できます。「経験はないけれどスキルはある」と発注者に思ってもらえれば、案件を受注できる確率は随分と上がりますよ。
プログラミングの案件の相場は?単価アップのコツも含めて解説
わたしがいちばん知りたいのは、どのくらいお金がもらえるかです
がめついように聞こえるかもしれませんが、相場を把握しておくことはとても大切ですよ。いくら経験が浅いといっても地雷案件は引き受けるべきではありませんからね
地雷案件なんてあるんですか?
地雷案件はどの業界にもあります。作業量や作業の内容と報酬金額があまりにも釣り合っていない案件を引き受けてしまうと大変な目に遭うので気をつけてくださいね。地雷案件を避けるコツは、やはり相場を知ることでしょう
副業で稼ぐ。案件の相場を紹介
プログラミングの案件の相場は、LP制作だと3万円〜で、Webサイト制作なら15万円〜程です。
案件によってボリュームやページ数が違うので金額は変わりますが、これより低い金額だと、少し安すぎるかなといった感じです。
どれだけ安い仕事でもやる人はやる
副業でプログラミングを使った副業を始める人のほとんどが、最初はクラウドソーシングを利用します。クラウドソーシングサイトを見ればわかりますが、実は単価の低い仕事の割合がかなり多いです。
そんなのみんなでやらなければいいじゃん
全員がそうは考えませんからね。どれだけ安い仕事でも受注しようと考える人が、一定数はいるんですよ
相場からずれた案件にも人が集まれば、安い金額での募集も成り立ってしまいます。ただし、地雷案件を完全に否定はしません。どれだけ激安の案件でも実績と経験にはなるからです。
ただし、実績と経験をある程度積んでからも激安案件にしがみつくのはやめたほうが良いでしょう。時間の無駄にしかなりません。
単価交渉で効率的に稼ぐ
ギャラをアップしてもらうことは可能なの?
もちろん可能ですよ。ただ、いきなりギャラアップの交渉は難しいですね。何回か一緒に仕事をして、信頼関係を築いてからです
フリーランスとしてプログラミングの仕事をしていると、1度仕事を発注してくれたクライアントから、新しい依頼や継続での仕事をお願いされることがよくあります。このタイミングで単価アップの交渉をすると、割と高い確率で単価をアップしてくれます。
まとめ:副業だからこそ高い意識が大切
プログラミングを使った副業に関しては、こんなところでしょうか
ためになりましたね
ギャラアップの交渉ができると聞いて、俄然やる気になりました
更に上を目指すならば、プログラミングスキルにプラスアルファでSEOの知識やデザインスキルを身につけて、自分に付加価値をつけていくべきです。経験とスキル、両方を積み上げていけばあなたへの需要が少しずつ高まっていきますよ。