なにやら牛山くんはネットニュースを読んでいるようです。
最近のAIの技術はすごいですね
プログラミングスクールにもAIコースが用意されていることが多いよね
そうなんですよ。 AIコースも気になるなぁ……
そんな話をしている二人のところに、キャニット先生が見知らぬ男性を連れてやってきました。
せっかくなので二人にも紹介しておきますね。こちら小磯さんです。テックアカデミーでPythonとAIを学んだ方ですよ
AIコース! 実は、最近AIコースにも興味があるんですよ。小磯さん、よかったら詳しい話を聞かせてもらえませんか?
いいですよ。では、簡単に自己紹介から始めますね
テックアカデミーに決めるまでの経緯
小磯さんは、どうしてテックアカデミーに入学したんですか? 決め手になったものが知りたいです
もともとは独学をしていたんですよ。でも、挫折してしまいました。一人では解決できないことが多すぎたんですね。で、やはりプログラミングを学ぶ環境をいろいろ調べていくと、スクールに通ったほうが良いと思ったんです。いくつかのスクールを調べた上でテックアカデミーを選んだ理由は以下の3点ですね
- 興味のあるジャンルが揃っていたこと
- チャットによる質問が回数無制限でできる
- メンターによるビデオチャットの回数の多さ
テックアカデミーは、学習期間や学びたいジャンルの組み合わせを自分好みにアレンジできます。ある程度予算がある人にはよりオススメできるプログラミングスクールです。他のスクールと比べると料金は比較的料高いほうだとは思いますが、自分の挫折経験から、質問・相談できる環境が整っていることのほうが重要だと思い、テックアカデミーを選ぶに至りました。
テックアカデミーの学習内容
テックアカデミー:PythonコースとAIコースの詳細
私がテックアカデミーで受講したのはPythonコースとAIコースです
扱うプログラミング言語は、もちろんPythonです。どちらのコースもまずは学習環境の構築でAWSのCloud9とJupyterLab、そしてslackの設定から始まります。
Pythonコースの流れは、こんな感じですね
- 基本文法
- オブジェクト指向の概念
- 制御構文
- シーケンス
- 自作関数
- 正規表現
- よく使われるパッケージライブラリー
- 機械学習(数値予測や画像分類)
続いて、AIコースの流れはこちらです
- Pythonの基本文法
- 機械学習とは
- 機械学習でよく使う数字・数学
- データの前処理
- 回帰モデルや分類モデル
- クラスタリング
- ディープラーニング
- オリジナルAIの構築
最終課題はオリジナルAIの構築です。職業柄もあってワインの成分データから赤ワインか白ワインかを自動判別するAIを作りました。
基本的には個人学習
どちらのコースも、チームでプロジェクトを進めていく形ではなく個人で黙々と組み上げていく学習方法でした。とくにAIコースは概念の話も含めてかなりアカデミックな話題が多く、実際稼げる仕事に繋げるには根気と時間が必要だと感じました。
個人的にPythonを使ったスクレイピングプログラムの制作を並行して進めていたので、その都度アドバイスをもらいながらAIコースが終わるころにはほぼ完成、売れるプログラムだと褒めていただきました。正直なところ、マンツーマンメンタリングはかなりのプレッシャーでした(笑)。ただ、メンターに背中を押されながら疑問を解消していけたので、マンツーマンメンタリングはとてもよかったと思います。
テックアカデミーの教材
教材に関しても教えてください
テックアカデミーの教材は情報量が多く、難易度もかなり高いと感じました
ただ、課題の難易度は総じて中程度です。ほどよい段階をふんで上がっていくので、メンターへの質問やチャットで解決できることとウェブで調べがつくことがほとんどです。私も経験した、モチベーションの低下による挫折が起きにくい作りになっていると思います。
テックアカデミーのメンター
メンターに当たりはずれがあるってよく聞くんだけど……
人と人なので、相性があるのは間違いないですね。私の場合は”先生”というより”共に学習するパートナー”といった印象でした
メンターとの関わりで質問の仕方が鍛えられました。たとえば、「どういう結果が欲しいのか」をハッキリさせたり、「何がわかっていないのか」を理解して、解決のためのキーワードを見つける力がついたと思います。
そして思った以上に、どういった仕事をしているかとか実際どのように仕事を受注しているのかなどのカリキュラム以外の質問や相談にも、フランクに親身になって答えてくれたのが印象的でした。
そういう話が聞けるのはいいよねー
実際にPythonを使ってプログラムを作れるようになったことはもちろん収穫ですが、疑問や不明点をネット上で探し出す力がついたことも大きいですね
他にも、アイディアからの設計、そして仕様を決めて実装していく、その都度修正を入れていくという手順や概念が、日常生活やもともとの仕事の場面でも活きていると実感します。
プログラミング業界は日々更新されているので、自作したソースコードの定期的なメンテナンスと業界の新しい情報の収集を続ける必要があること。機械学習の分野でいえば、kaggleやsignateのようなコンペサイトでの技術力や実績の向上を定期的に行う必要があることも教えてもらいました。
テックアカデミーの12週間プランを修了してみて思うこと
そういえば……メンターが「多くの人がスクールに入ってからやりたいことを探す」と言ってましたね
それだと、まずいんですか?
まずくはないですけど、あまり効率的ではないと思いますよ。スクールで学べる期間はそう長くはないので、なるべく目標を明確にしてからスクールに入ったほうがいいです
- プログラミングを学んだ後、どういう仕事をどのくらいの頻度でしたいかイメージする
- それにはどういったプログラミング言語や技術が必要か下調べをしておく
この2つのポイントをスクールに入る前に済ませておくと良いでしょう。
「最初からあまりたくさんのジャンルに手を出してしまうと、どれもあまり成果が出ないうちに挫折する可能性が高い」とメンターの方々も言ってました。
学習を進めながら自分の得意不得意が分かってきたり、目指すものが変わってくることも往々にしてあるので、ある程度目星をつけたアイディアの中でいろいろトライすることが、学習やその先に転職に向けての活動をスムーズにさせるのではないかと思います。
テックアカデミーPythonコース・AIコース体験談:まとめ
私の体験談はこんなところですね
なかなか興味深い内容でしたね。小磯さん、ありがとうございました
私個人の意見としては料金の高さは否めませんが、メンタリングやチャットサポートの手厚さ、メンターの質の高さ、そして受講したジャンルの教材は基本的に無期限で見返すことができることなど、テックアカデミーは初心者に手厚いプログラミングスクールだと感じました。私は活用しませんでしたが、修了後の転職サポートや卒業生限定のslackなどの活用も魅力的だと思います。
とても参考になりました。小磯さん、ありがとうございました
ありがとうございました